ソラナベースの分散型取引所（DEX）ジュピターが、自身の分散型自律組織（DAO）であるジュピターDAOの立ち上げに向け、1000万USDコイン（USDC）と1億JUPトークン（約1億2700万ドル相当）を割り当てることを発表した。

3月27日の発表 によると、この予算は「DAOがUSDCでアイデアを資金提供し、JUP割り当てでJ.U.Pキャトリビューターに長期的なインセンティブを提供する」という。さらに「DAOが長期にわたってこれらの重要なことを実行できるようにするため、毎年同じ額を増額することを目指す」と続けた。「もしDAOが年末に150万USDCと5000万JUPを残した場合、チームは収益から850万USDCを補充し、コミュニティのコールドウォレットからさらに5000万JUPを移転するだろう」。

創設時、エコシステムの資金は初期メンバー3名を持つDAOのマルチシグウォレットに保管され、今後数週間でより多くの保管者へのアクセスを拡大する計画だ。この発表と並行して、ジュピターDAOのウォレットアドレスにはUSDCとJUPの2つの別々のトランザクションで資金が提供された。

現在、ジュピターはソラナブロックチェーン上で最も人気のある分散型アプリケーションの1つであり、3億8149万ドルの総ロック価値（TVL）を有しており、これは前月比86％の 増加となる 。ジュピターは発表時点でソラナエコシステムの総TVLの約8％を占めている。

ソラナのSOLトークンの時価総額は125億ドルにのぼり、過去1年で807％の上昇となている。仮想通貨市場で時価総額でトップクラスのコインとなっている。その成長の大きな要因は最近のミームコインブームによるものだ。最近では、米国のジョー・バイデン大統領のパロディコインのジェオ・ボーデン（BODEN）が 注目を集めた 。