ステーブルコイン発行企業サークル USDコインのサポートをzkSyncに拡大
ステーブルコイン発行企業サークルは、自社のステーブルコインであるUSDコイン(USDC)のサポートをイーサリアムのゼロ知識レイヤー2ソリューションであるzkSyncに拡大した。
サークルは 4月9日の発表 で「多くの主要なエコシステムアプリやDeFiプロトコルが、支払、取引、借入、貸付のためにzkSync上のネイティブUSDCをサポートすることが期待される」とのべた。zkSyncへの追加により、USDCはイーサリアム、ソラナ、ベース、アービトラムなど16のブロックチェーンでサポートされるようになった。
ゼロ知識証明は、証拠を開示することなくトランザクションの整合性を判定する。一方、ロールアップはイーサリアムのメインレイヤーからトランザクションをバンドルし、単一のトランザクションにまとめることだ。これらは共にzkSync技術の核心を形成し、レイヤー2で記録的な速度と低コストでトランザクションを処理し、最終的な証明をイーサリアムのメインネットに送り返す。
2024年4月9日現在、 zkSyncエコシステム には180以上の分散型アプリケーションと、過去30日間で570万以上のユニークなアクティブウォレットアドレスがある。
他のブロックチェーン上のUSDCと同様に、zkSync上のUSDCは、サークルを通じて直接米ドルと1対1で交換できる。また、デジタルウォレットや取引所を通じても交換可能だ。zkSync上のUSDCは、クロスチェーンブリッジを介して他のUSDCと交換することもできる。
機関投資家はサークルミントを通じてステーブルコインにアクセスすることもできる。「企業や開発者は、高速かつ低コストの取引とネイティブなアカウント抽象化を活用するためにzkSyncを使用している」とサークルは付け加え、「zkSyncはイーサリアムのスループットを増加させ、その基本的な価値を完全に保持することを使命としている」とした。
サークルはUSDCの他のブロックチェーンへのアクセス拡大を進めているが、その一方で2月21日には、トロンブロックチェーンでのUSDCの発効を 突然停止した 。トロンサポートを終了する理由は明かされておらず、リスク管理プロセスの一環として「すべてのブロックチェーンの適合性を継続的に評価している」とのみ述べている。ちなみに米証券取引委員会は昨年、ジャスティン・サン氏とトロン財団が未登録の証券を提供し、操作的な取引を行ったとして 訴訟を起こした が、サン氏はこれを否定している。
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