元米大統領ドナルド・トランプ氏が、米国は仮想通貨業界でトップを目指すべきであり、2位で満足してはいけないと主張している。

「我々の国はこの分野でリーダーでなければならない、2位という選択肢はない」とトランプ氏は5月25日にTruth Socialに 投稿 した。Truth Socialは、トランプ氏が所有するトランプ・メディア・テクノロジー・グループ(TMTG)のソーシャルメディアプラットフォームである。

「私は仮想通貨企業と、この新しく成長している産業に対して非常に前向きでオープンな態度を持っている」と述べ、2024年の大統領選挙で対決する現大統領ジョー・バイデン氏を非難した。米国の選挙日は11月4日に予定されている。

「一方で、我々の国の歴史上最悪の大統領であるジョー・バイデン氏は、仮想通貨をゆっくりと痛みを伴う死に至らせたいと考えている。そんなことは私の下では決して起こらない!」

トランプ氏のこの発言は同日、ワシントンで開催されたリバタリアン党の全国大会での スピーチ に先立って行われた。

トランプ氏が仮想通貨に対して前向きな態度を示すにつれて、仮想通貨業界の期待が高まっており、選挙での当選確率も上昇しているようだ。

ニューヨークを拠点とする仮想通貨予測プラットフォームPolymarketによると、トランプ氏が選挙に勝つ確率は56%であるのに対し、現職のジョー・バイデン氏の勝率は38%。

According to Polymarket, Donald Trump has a 56% chance of winning the U.S. election. Source: Polymarket

この予測は、トランプ氏が大統領選キャンペーンで仮想通貨の寄付を受け入れると発表した直後のことだ。5月21日、トランプ氏の公式選挙ウェブサイトで、トランプ陣営はコインベースコマースを使用して仮想通貨で寄付できる募金ページを立ち上げたと発表した。

ウェブサイトにはビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ドージコイン(DOGE)、シバ(SHIB)、XRP(XRP)、USDコイン(USDC)、ソラナ(SOL)、0x(ZRX)のロゴが掲載されている。

トランプ氏が仮想通貨に関する前向きな発言をするだけでなく、仮想通貨愛好者と会ったとも報じられている。

コインテレグラフは最近、トランプ氏の「マグショット」NFTを購入した人々が、5月8日にマー・ア・ラゴ邸でトランプ氏とディナーを共にする機会を得たと報じた。