バハマ当局がCDBCの普及促進のため、商業銀行を通じて同通貨へのアクセスを提供へ
バハマ当局がCDBCの普及促進を目的として、商業銀行を通じて同通貨へのアクセスを提供する予定
バハマが、中央銀行デジタル通貨(CDBC)たる「サンドダラー」の普及促進のため、商業銀行を通じて同通貨へのアクセスを提供する予定であることが明らかになった。7月1日、ロイター通信が報じた。
今回の点について、バハマ中央銀行のジョン・ロール総裁は、同国は2年以内に規制を制定する予定であり、銀行にその意向を伝え始めているとコメントした。
「最終的にはすべての商業銀行がその分野に参入し、顧客にCBDCへのアクセスを提供することが求められるようになると予測しています。」
バハマ中央銀行は、銀行が今後の義務を遵守するために既存のITシステムを大幅に変更する必要があるにもかかわらず、この変更がCBDCとモバイル決済の採用率を高めるために重要であると考えていると伝えられている。
ロイター通信は、このニュースの中で、CBDCの採用統計が低いことを報じた。同紙によると、CBDCは国内の流通通貨の1%未満を占めているという。
中央銀行のデータに基づくと、ウォレットへの入金額は2022年の同時期の4,980万ドルから2023年8月までの8か月間で1,200万ドルに減少したという。
なお、中央銀行の2月のプレスリリースでは、短期的なデータはより強固であると説明されている。政府の移転支払いの減少が年初来の全体的な傾向に影響を与えたにもかかわらず、サンドダラーを含むデジタル決済活動の緩やかな季節的成長が認められた。
また、同銀行によると、個人対企業(P2B)及び企業対企業(B2B)の取引は、主にサンドドルが関わる合計450万ドルに達し、2022年11月から倍増した。2023年12月までに個人のウォレット数は20%増加したほか、流通しているサンドドルは60.8%増加して170万ドルとなった。
バハマのCBDC導入政策は、他の地域の戦略に先行する可能性があるところ、仮想通貨市場や各規制当局などさまざまな方面への影響に注意を払っていきたい。
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この記事は「Bahamas to provide CBDC access via commercial banks」を参考にしています。
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