マウントゴックス、債権者への弁済をBTCとBCHで実施
マウントゴックスが弁済を実施
暗号資産(仮想通貨)取引所マウントゴックス(Mt.Gox)が、債権者への弁済を実施したと7月5日報告した。
発表によればマウントゴックスは、一部の暗号資産取引所を通じて、債権者に対してビットコイン(BTC)およびビットコインキャッシュ(BCH)による弁済を行ったという。
また、他の再生債権者への弁済については、「再生債権者が登録したアカウント等の有効性の確認、指定仮想通貨取引所等による代理受領合意に関する承諾の意思表示、並びに再生管財人及び指定仮想通貨取引所等の間の弁済に関する調整等が完了し、安全かつ確実に弁済できることが確認でき次第速やかに実施する」とのことだ。
オンチェーン情報の追跡プラットフォーム「アーカム(Arkham)」の7月5日のデータによれば、マウントゴックスのコールドウォレットのアドレスから国内暗号資産取引所ビットバンク(bitbank)を含む複数箇所へ1,544.67 BTC(約136億円相当)および1,157.1 BTC(約102億円相当)の送金が確認されていた。(円換算の金額は記事執筆時点2024年7月8日11:25のもの)
マウントゴックス債権者の代理受領業者には、ビットバンクやSBIVCトレードが指定されている。
UPDATE: Mt. Gox moving $2.71B BTC
— Arkham (@ArkhamIntel) July 5, 2024
In the past 8 hours, Mt. Gox wallets moved 47,229 BTC ($2.71B) from the cold wallet 1HeHL.
2701.8 BTC ($148.4M) was moved out of Mt. Gox wallets with 1544.7 BTC ($84.9M) sent to Bitbank through Gox address 1PKGG, and 1157.1 BTC ($63.6M) sent to… pic.twitter.com/sJEuJB7GwC
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参考: 発表
images:Reuters
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この記事の著者・インタビューイ
髙橋知里
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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