Pink Drainerハッキンググループがアドレスポイズニング詐欺の被害者となり、形勢逆転

詐欺グループPink Drainer が詐欺師の餌食に

フィッシンググループPink Drainer（ピンク・ドレイナー）は、「アドレスポイズニング」詐欺の被害に遭い、詐欺師が詐欺師の餌食となり、損失を被った事がわかった。

Scamming the scammer 🤣

It seems like an address associated with the Pink Drainer fell victim to the address poisoning scam.

Pink Drainer: 0x8980ab6d185af9bcc10292d4e91ae4c0b4f14213

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Fake:… pic.twitter.com/1CCWTufeZv

— MistTrack🕵️ (@MistTrack_io) July 7, 2024

2024年7月7日（日曜日）、ブロックチェーン追跡プラットフォームMistTrackは、フィッシング グループPink Drainerがサイバー攻撃の被害に遭ったと報告。同日18:00 （※日本時間7月8日3:00）頃にアドレス ポイズニング詐欺の形で発生したこの攻撃では、Pink Drainerが誤って10 ETHを別の攻撃者に奪われた。このグループは、意図した受信者を模倣するように設計された偽のアドレスにその金額を転送したためです。

Pink Drainerの3万ドル（約480万円）近い損失は、2024年初めに仮想通貨ハッキングから撤退した後に発生たものだ。2024年5月、この悪名高いグループは、業界に二度と戻らないことを約束して活動の停止を 発表 し、心機一転した。しかし、最近の事故は多数の個人や団体から資金が盗まれた活動中に引き起こされた大混乱に対する詩的な正義であると評され、嘲笑されている。

カルダノ（Cardano）がハッキングの試みを阻止

6 月 26 日、悪意のある人物がカルダノ（Cardano）に対してスパム攻撃を試み、ネットワークをクラッシュさせて安定性を乱そうとしていたが、ネットワークは強力なセキュリティ対策で攻撃を撃退し、代わりに攻撃者の資金を失わせている。

カルダノは攻撃の試みに対する防御により、安定した信頼性の高いネットワークとしての地位を改めて示し、攻撃は全体的なトランザクションのタイミングに最小限の影響しか与えず、チェーン密度をわずかに低下させる結果となった。スパム攻撃の影響はごくわずかであったが、カルダノのメンバー組織Intersectは、攻撃を評価し、同様の試みが行われないようにするためのソリューションを開発するための技術タスクフォースの調整を発表。また同社は、技術的ソリューションの調査とテストが完了すると、セキュリティをさらに強化するために、ノードのアップグレードがSPO（ステークプールオペレーター）に配布されると述べている。

Pink Drainerの3万ドルの損失は因果応報の典型的な例であり、最大の捕食者でさえも自らの計画から逃れられないことがあることを浮き彫りにしている。