6万ドルを突破できなかったビットコイン 恐怖強欲指数は「極度の恐怖」に下落
仮想通貨市場のセンチメントを追跡する「仮想通貨恐怖・強欲指数」が、昨年1月以来の最低水準である「極度の恐怖」に陥った。
この指数の急落は、ビットコインの価格が過去48時間で2度の試みでも6万ドルを超えられなかったことに起因している。
7月11日の投稿で 、仮想通貨と外国為替トレーダーのジャスティン・ベネット氏は、「ビットコインの価格が再び6万ドルを拒否した」と述べ、「上昇ウェッジ」の形成を指摘し、今後数日間でさらなる下落が予想されるとした。
ビットコインは7月10日に5万9485ドルまで上昇した後、12時間以内に5万7000ドルに急落した。7月11日には再び5万9529ドルまで一時的に上昇したが、その水準を維持できなかった。現在、ビットコインは5万7499ドルで取引されており、今年3月14日に記録した史上最高値から23%下落している。
ビットコインの価格が低迷している理由は何か
最近のネガティブなセンチメントの理由の1つは、7月5日からマウントゴックス（Mt.Gox）が債権者への弁済を 開始し 、最大85億ドル相当のビットコインが市場に放出される可能性があることだ。また アーカム・インテリジェンス によれば、ドイツ政府が1万6254BTC（現在の価格で9億3500万ドル）をマーケットメーカーや取引所に 移転した ことも、大きな売却につながる可能性があると懸念されている。
仮想通貨恐怖・強欲指数は、市場のボラティリティ（25%）、取引量（25%）、ビットコインの支配率（10%）、トレンド（10%）を考慮に入れている。この指数は以前、市場調査の結果を15%の重みで考慮していたが、その指標は一時停止されている。最後に指数が「極度の恐怖」に達したのは2023年1月9日だった。
この指数は、2021年11月に6万9000ドルの過去最高値を超えた3月5日に「極度の貪欲」のスコア90を記録して以来、一貫して下降トレンドにある。
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