ドイツ政府機関、ビットコインの売りを終了か
13日に売りを終了
ドイツ連邦刑事警察庁(BKA)が、7月13日に保有するビットコインを送金しきったようだ。オンチェーン情報の追跡プラットフォーム「アーカム(Arkham)」のデータで確認できる。
そのデータによるとBKAのウォレットから、13日に約3846.05 BTC(約350億円)をマーケットメーカーのフロー・トレーダーズ(Flow Traders)などに送金されている。また12日の午後から、暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)、ビットスタンプ(Bitstamp)、クラーケン(Kraken)、カンバーランドDRW(Cumberland DRW)、139Poから始まる未特定のウォレットアドレスにもビットコインが送られている。
「BKA」は6月下旬から複数回に分けてビットコインを暗号資産取引所で売却。なお送金前のBKAのウォレットには2024年2月以来、約5万BTCが保管されていた。
「BKA」は今年1月、ドイツの海賊版ポータルサイト運営会社の責任者2名から約5万BTCを押収している。
大量のビットコインの売りは、市場に影響を及ぼすが、13日以降ビットコインの値はじわじわと回復し、記事執筆時点(2024年7月16日13:30)では64,625ドルまで回復。1週間比で12.97%まで上昇した。(コインマーケットキャップ調べ)
過去1週間では今回のBKAの動き以外にもマウントゴックスの債権者への弁済報告などがあり、13日までビットコインは低調に推移していた。
また今後、残りのマウントゴックス債権者への弁済や、米政府がダークウェブより押収したビットコインの売りが懸念されるため、ビットコインの値動きに注目が集まっている。
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参考: BKAウォレット
images:Reuters
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この記事の著者・インタビューイ
髙橋知里
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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