ビットコインマイニング企業ハイブ・デジタル　売上高が36％増加

8月13日の提出書類 によれば、カナダのビットコインマイニング事業者であるハイブ・デジタル・テクノロジーズ（HIVE）は、2024年第2四半期の売上高が36%増加した。ハイブは、人工知能（AI）アプリケーション向けに計算能力を提供する事業へと多角化している。

ハイブの第2四半期の売上高は約3200万ドルで、前年の約2350万ドルから増加した。この増加の多くは、ハイブの主要な仮想通貨マイニング事業からのものだ。同社はまた、新しい高性能コンピューティング（HPC）プラットフォームの売上を約260万ドルに拡大した。

2023年7月12日、同社は社名をハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズからハイブ・デジタル・テクノロジーズに変更し、AIや他の先進的なアプリケーションのホスティングに軸足を移す方針を示した。この転換は、同社の大量のNvidia製グラフィックス処理ユニット（GPU）カードの在庫を活用するためのものであったという。

ハイブは「ビットコインマイニングにおける強力な存在感を維持することを期待している」が、「Nvidia 製GPUベースのカードを利用して高性能コンピューティングクラスターを構築し、特にAI計算アプリケーション向けに大規模な計算能力を提供することで事業を多角化する」と声明で述べた。

ハイブはまた、「マーケットプレイスアグリゲーターを通じてGPUサーバークラスターのレンタルに進出し、新しいクラウドサービス提供の開発を模索している」とも述べている。

ハイブはカナダ、スウェーデン、アイスランドに9つのデータセンターを運営している。ウクライナでの紛争はヨーロッパのエネルギー供給を混乱させ、ハイブのスウェーデンでの運営に悪影響を及ぼす可能性があると同社は述べ、「紛争によるヨーロッパ全体のエネルギー価格の上昇は、ハイブが電力購入のための先物エネルギー契約を持っていることで部分的に緩和されている」と付け加えた。

ハイブのようなビットコインマイニング業者は、2023年4月20日の半減期イベントに対応するためにビジネスモデルを調整してきた。このイベントにより、マイニング報酬は1ブロックあたり6.25 BTCから3.125 BTCに減少した。業界はまた、BTCの極端な価格変動に対処するのにも苦慮している。

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