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現実資産(RWA)トークン、市場規模が100億ドル突破

現実資産(RWA)トークン、市場規模が100億ドル突破

CryptoNewsCryptoNews2024/08/27 11:48
著者:Naoki Saito | 監修: Shunsuke S.Shunsuke S.

現実資産(リアル・ワールド・アセット:RWA)のトークン化市場はこのほど、機関投資家および分散型金融(DeFi)による採用が進んだことで、時価総額が100 億ドル(約1兆4400億円)を 超えた。

特に、米国財務省証券(米国債)とファンド(基金、投資商品)のトークン化が、市場の成長を牽引していると考えられている。

トークン化されたRWAは、 暗号資産(仮想通貨) を支えるブロックチェーン上で資産を取引できるようにすることで、資産の多様性、流動性、透明性が高まると期待されている。

米国債トークンの成長


トークン化された米国債市場は2024年、年初の約7億2600万ドルから執筆時点の約20億ドルまで 拡大している。

米国債は、米国が発行する債権だ。投資家は、債権を購入することで、米国政府が配布する利息を獲得できる。

世界の国債市場は、約27兆ドルという規模となっているため、今後も国債トークン市場の成長が期待されている。

現在米国債トークン市場を牽引するのは、ブラックロック(BUILD)、フランクリン・テンプルトン(FOBXX)、Ondo Finance(USDY:ステーブルコイン)だ。

世界有数の資産運用会社ブラックロックが発行する米国政府マネーファンド(BUILD)トークンは、2024年3月の立ち上げから時価総額5億ドルまで成長している。

ファンドトークンの登場


また近年は、トークン化されたファンドへの需要も高まっている。

特に、プライベート・クレジットのトークン化が進んでいる。プライベート・クレジットは、非公開企業へ提供される投資商品となり、預入された資金は専門家などによって運営される。

リターン率と分散性の高さから、今後市場が3兆1400億ドル(約490兆円)を超えるとも言われている。

大手投資会社ハミルトン・レーンは7月末、ソラナ(SOL)ブロックチェーン上に機関投資家向けトークン化ファンド「SCOPE」を設立した。

ソラナ初、機関投資家向けトークン化ファンド「SCOPE」上陸

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免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

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