暗号通貨VCのLemniscap、3つ目のファンドで7000万ドルを調達

暗号通貨に特化したベンチャーキャピタル企業であるLemniscapは、初期段階のスタートアップに投資するために7000万ドルの新しいファンドを調達しました。

このファンドは、米国に拠点を置くファンド・オブ・ファンズであるAccolade Partnersによって支えられていると、Lemniscapは水曜日に発表しました。他のリミテッドパートナーには、非公開の高資産個人やLemniscapのポートフォリオ企業の創業者が含まれていると、Lemniscapの創業者兼マネージングパートナーであるRoderik van der Graaf氏がThe Blockに語りました。

「これは私たちの3番目のファンドです」とvan der Graaf氏は述べました。「最初のクロージングは2023年末で、最後のクロージングは2024年中頃でした。」

このファンドはオーバーサブスクライブされ、7000万ドルのハードキャップのためにLemniscapは関心を断ることになったとvan der Graaf氏は述べました。彼はオーバーサブスクライブの程度についてコメントを控え、これらはソフトコミットメントであると指摘しました。

Lemniscapの最初の2つのファンドも「8桁の範囲」にあり、具体的なサイズについてはコメントを控えましたが、最新のファンドがこれまでで最大であると述べました。van der Graaf氏は、Lemniscapの運用資産またはAUMについてコメントを控えました。

Lemniscapの第3ファンド

van der Graaf氏は、新しいファンドはセグメントにとらわれず、主な焦点領域にはゼロ知識インフラストラクチャ、消費者向けアプリケーション、ビットコインエコシステム、セキュリティ、分散型物理インフラストラクチャネットワーク（DePINs）が含まれると述べました。ファンドの1投資あたりの平均チェックサイズは100万ドルから200万ドルで、2年以内に完全に展開される予定です。これまでに約20件の取引を完了しており、その大半をLemniscapが主導または共同主導していると彼は付け加えました。

これら20件の取引の一部には、Aligned Layer、LN Markets、Legitimate、Fjord Foundry、Farworld、Irys、Gattaca/Titan Builder、Impervious、Litaが含まれるとvan der Graaf氏は述べました。

2017年の設立以来、Lemniscapは3つのファンドを通じて合計130件以上の投資を行ってきました。注目すべきポートフォリオ企業には、Avalanche、The Graph、Axelar、StepN、EigenLayer、Puffer、Monad、Anomaが含まれます。Lemniscapは、市場の変動や規制の不確実性にもかかわらず、その基礎的な市場仮説と投資の理論は一貫していると述べました。

最近、いくつかの暗号通貨VCが新しいファンドを調達したり、調達中です。Paradigmは6月に3番目のファンドとして8億5000万ドルを調達しました。Pantera CapitalはFund Vのために10億ドルを調達しようとしています。一方、CMT Digitalは4番目の暗号ファンドのために1億5000万ドルを調達しようとしています。ベンチャー投資家は今年これまでに世界中の暗号スタートアップに84億ドル以上を投入しており、昨年の総投資額は約110億ドルでした。

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