ビタリック・ブテリン氏、個人的利益のためのイーサ売却を否定
イーサリアムの共同創設者ビタリック・ブテリン氏が、数百万ドル相当のイーサ(ETH)を売却して個人的利益を得たという噂に対して反論した。
ブテリン氏の主張
ブテリン氏は、2018年以降、個人的利益のためにETHを売却していないと主張している。
代わりに、売却による収益はイーサリアムのエコシステムや広範な慈善活動など、価値があると考えるプロジェクトに向けられたとしている。
疑惑の発端
8月30日、オンチェーン分析企業Lookonchainが、ブテリン氏が800 ETH(約201万ドル、約2億9,346万円)をマルチシグウォレットに移動させたことを明らかにした。
この受取先アドレスは後に190 ETHを477,000 USDCと交換している。
さらにLookonchainによれば、ブテリン氏は8月9日にも3,000 ETH(約804万ドル、約11億7300万円相当)を同じマルチシグアドレスに移しており、これにより彼が市場の上昇に合わせて利益を確定するためにETHを売却しているのではないかとの憶測が広がった。
一方、ある仮想通貨コミュニティのメンバーは、ブテリン氏が過去7年間にわたって蓄積したETHの一部を売却して利益を得る権利があると主張している。
しかし、ブテリン氏は2018年以来、個人的な利益のためにETHを売却していないと主張している。
代わりに、売却によって得られた資金は「イーサリアムエコシステム内または広範な慈善事業」に価値があると考える複数のプロジェクトに投じていると述べた。
ブテリン氏のETH保有状況
ブロックチェーンデータトラッカーのArkham Intelligenceによると、現在ブテリン氏は約24万ETH(約10億6,000万ドル、約1,547億6,000万円相当)を保有している。
これは、当初の保有量から46万ETH減少している。
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