米国SEC、DeFiプラットフォームRari Capitalを投資家の誤解を招く行為と未登録のブローカー活動で告発

米国証券取引委員会（SEC）は、DeFiプラットフォームのRari Capital, Inc.に対して、投資家を誤解させ、適切にブローカーとして登録されていなかったとして起こした訴訟を和解しました。

Rari Capitalの共同創設者であるJai Bhavnani、Jack Lipstone、David Lucidは、投資家に対して、暗号資産を「貸付プール」に預けることができるEarnプールが「自動的かつ自律的に」暗号資産をリバランスすると説明しましたが、実際には手動で行われており、時にはそれを怠ることもあったとSECは述べています。また、彼らは「未登録のブローカー活動」にも関与していたとSECは述べています。

「Rari Capitalとその共同創設者が、Rari Capitalが提供する特定の暗号資産投資の特徴と収益性について投資家を誤解させ、未登録のブローカーとして行動したと主張しています」と、SECのサンフランシスコ地域事務所のディレクターであるMonique C. Winklerは声明で述べています。「我々は、製品が「分散型」や「自律型」とラベル付けされていることに惑わされることはなく、ここで行ったように、ラベルを超えて経済的現実を見つめ、投資家に損害を与え、連邦証券法に違反する暗号製品やプラットフォームの背後にいる個人を責任追及します。」

SECは、これまでに複数の暗号企業を告発しており、中央集権型取引所も含まれています。最近では、DeFiプラットフォームも追及しています。5月には、分散型取引所Uniswapの開発者であるUniswap Labsが、SECからWells Noticeを受け取ったと発表しました。同社によれば、SECはUniswap Labsが未登録の証券取引所および未登録のブローカー・ディーラーとして行動したと述べています。

Rari Capitalとその共同創設者は、SECの調査結果を認めも否定もしませんでした。

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