ソラナ（Solana）、第2世代Web3スマートフォン「Solana Seeker」を発表

ソラナが第2弾Web3スマートフォン「Solana Seeker」を発表

仮想通貨対応スマートフォンSagaのデビューからおよそ1年半後、ソラナモバイル（Solana Mobile）は2台目の「Solana Seeker」の詳細を発表したことが明らかになった。

A new chapter for Solana Mobile. Meet Seeker pic.twitter.com/9eIeHjGhir

— Solana (@solana) September 19, 2024

2025年のリリースを予定しているこの携帯電話は、Solana Mobileの安全なシード保管庫と統合され、拇印で保護される（ように見える）SolFlareと連携して構築されたネイティブウォレットを誇るとのことだ。その他の新機能は、より良いディスプレイ、カメラ、バッテリー寿命、そしてアップデートされた「dApp Store」といった、典型的な携帯電話のものであるとのこと。

しかし、Solana出身者がさらに興奮するに違いないのは、トークンエアドロップの見通しであり、批評家たちはSagaを気に入らず、Solana Mobileは発売から4カ月後、売れ行きが芳しくない中、価格を40%引き下げた。

Solana SeekerにはGenesis Token NFTが付属

2023年末、Solana Mobileは突然携帯電話を売り切り、Sagaは数千ドルで転売され始めた。

これは、BONK memecoinの成功によるもので、BONK memecoinは、Solanaの大暴騰の間に数百ドルの価値になる量を携帯電話にエアドロップしたことによると見られている。そのためSolana Mobileは、Seekerの初期のマーケティングキャンペーンで、エアドロップの誇大宣伝に傾倒しているとみられている。すべてのSolana SeekerにはGenesis Token NFTが付属している。Solana OGの検証のような役割を果たすことがで、エアドロップ・トークンの流動性が本物のユーザーの手に直接渡るのを助けることができるとSolana Mobileのゼネラルマネージャーであるエメット・ホリアー（Emmett Hollyer）氏は語った。

Solana Mobileによると、Seekerはステルス状態から脱するまでに、すでに14万回以上の予約注文があったとされ、1台450ドル（約64,000円）で、Solana Mobileにとっては6,300万ドル（約89.6億円）以上の収益となる。具体的な情報はほとんどないにもかかわらず、一部のSolanaファンは、この携帯電話の値札にはそれだけの価値があると感じており、とあるユーザーはXで以下のように述べている。

@solanamobileのSeekerを予約したところだ。ここに長くいる人なら、この携帯が元を取るとわかっているはずだ。合計3台のSeeker携帯を購入した。

AolanaSeekerにはDePIN、DeFi、NFT、ゲーム、AI アプリが掲載

Solana Mobileは、この携帯電話が他の用途にも使われることを望んでおり、Seekerに搭載されるアプリのカテゴリーとして、DePIN、DeFi、NFT、ゲーム、AI（人工知能）を挙げている。

多くの仮想通貨関係者が嘆いているように、トークン価格への投機に重きを置いていないアプリは現在ほとんどない。一方、携帯電話の分野に参入するのは難しいことで有名で、現在は一握りの金持ちの既存企業が支配。Solana Mobileは、エアドロップを活用して携帯電話を販売することで、3~5年後にWeb3アプリが本格的に利用できるようになる将来の携帯電話を作るのに十分な収益を得ることができるかもしれないと強調している。しかし、今のところ、どれだけのユーザーが実際にエアドロップ機から電話をかけるのか知りたいところだ。