新たな仮想通貨決済手段がサムスンペイに登場する。アルケミーペイが自社のバーチャルカードをサムスンの非接触決済ツールと統合した。

アルケミーペイは10月8日、登録ユーザー数が100万人を超える主要な仮想通貨決済プロバイダーであり、今回、バーチャルカードサービスを更新し、サムスンペイとの統合を発表した。

サムスンペイがアルケミーペイと連携、仮想通貨決済に対応 image 0

Source: Alchemy Pay

アルケミーペイは、9月にグーグルペイとの統合も完了している。

50万人のユーザーが、サムスンペイを使って支払い可能に

サムスンペイは、サムスン電子が運営するモバイル決済およびデジタルウォレットサービス。

この新たな提携により、アルケミーペイのユーザーは、対応している小売店で仮想通貨のバーチャルカードを利用して、店舗内やオンラインで支払いができるようになる。

アルケミーペイは、バーチャルカードユーザーがChatGPT Plus、Apple Store、Midjourney、Amazon、Netflix、Facebook、eBayなどのプラットフォームで支払いが可能になったことを強調した。

アルケミーペイの広報担当者はコインテレグラフに対し、サムスンペイとの統合により、間接的なユーザーからの大きな需要を見込んでいると述べた。同担当者は次のように語っている。

「すでに当社のプラットフォームには100万人の登録ユーザーがいて、50万人の仮想通貨カードユーザーがいます。多くのビジネスパートナーがいるため、サムスンペイとの統合により、さらに多くの間接的なユーザーが当社の製品を利用するでしょう。」

なお、アルケミーペイはサムスンペイと提携した唯一の仮想通貨決済プロセッサではない。2020年、サムスンペイは決済ゲートウェイ「スワイプ」と提携し、スワイプのVisaカード残高を使ってユーザーが決済できるようにしている。

サムスンペイでのアルケミーペイのバーチャルカードの利用方法

利用を開始するには、まずアルケミーペイのウェブサイトでバーチャルカードがサムスンペイに対応しているかを確認する。その後、サムスンペイアプリを使ってカードをサムスンペイに追加し、仮想通貨での支払いを始める。

ユーザーは、サムスンペイアプリを使ってアルケミーペイのバーチャルカードを追加し、アプリ内で支払いを開始できる。

サムスンペイがアルケミーペイと連携、仮想通貨決済に対応 image 1

Setting up Alchemy Pay virtual crypto card on Samsung Pay. Source: Alchemy Pay

発表によると、アルケミーペイは今後も対応する決済プラットフォームの拡大を続け、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレスなどの主要なカードネットワークとの「完全な統合」を目指す野心的な計画を持っているという。

2017年にシンガポールで設立されたアルケミーペイは、すでにApple Payを含むサムスンペイの主要な競合サービスでのオペレーションをサポートしている。

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