Bitget App
スマートな取引を実現
暗号資産を購入市場取引先物コピートレード自動売買Bitget Earn
Phiが戦略的シードラウンドの資金調達を実施、Neoclassic Capital主導で

Phiが戦略的シードラウンドの資金調達を実施、Neoclassic Capital主導で

neweconomy-news (JP)2024/11/06 09:51
著者:一本寿和

Phiが資金調達を実施

web3ソーシャルプラットフォーム「ファイランド(Philand)」等を提供する「ファイ(Phi)」が、戦略的シードラウンドにて資金調達を実施した。「ファイ」公式Xアカウントより11月4日発表された。

今回の調達では、米web3ファンドのネオクラシックキャピタル(Neoclassic Capital)がリード投資家として参画している。その他にも、デシマファンド(Decima Fund)、サイバー(Cyber)​​、パカファンド(PAKA fund)、インキュベートファンド(Incubate Fund)が出資参加したとのこと。

なお「ファイ」による資金調達は今回で2回目となる。昨年2月に実施した初の資金調達では200万ドル(約2.68億円)を調達している。なお今回の調達額については明かされていない。

発表によると今回調達した資金は、「ファイ」のプロトコル開発およびエコシステムの成長に充てられるとのこと。また「ファイ」は、ブロックチェーンエコシステムやプロトコル、クリエイター、ブランド、コミュニティと協力し、よりユニークな体験の創出にも取り組んでいくとしている。

さらに、現在「ファイ」はユーザーがオンチェーンのアイデンティティを多様な形式で表現できる新たなアプリも構築中とのことだ。

ちなみにネオクラシックキャピタルは、ブロックタワーキャピタル(BlockTower Capital)出身のキャピタリストであるミッシェル・ブセラ(Michael Bucella)氏とスティーブ・リー(Steve Lee)氏らがリードするweb3ファンドだ。

同ファンドは、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の共同創業者であるマーク・アンドリーセン(Marc Andreessen)氏や、同社のゼネラルパートナーであるクリス・ディクソン(Chris Dixon)氏らの支援を受けているベンチャーキャピタルである。特にアジアとエンターテインメント分野への投資に強みを持っているとのこと。

ネオクラシックキャピタルは、DMM.comのweb3子会社であるDMMクリプト(DMM Crypto)の資金調達をリードしている。このことはDMMクリプトが今年10月に発表している。

ファイ(Phi)とは

「ファイ」のV1である「ファイランド(Philand)」は、ウォレットのオンチェーン上のアクティビティに基づいて構成されるビジュアルレイヤーのプロジェクト。

ユーザーは「DeFi(分散型金融)での取引」や「NFTの保有」の履歴から一定条件を満たすことで手に入る「オブジェクト」を利用して独自のweb3の世界となるビジュアルを、街を育てるようにゲーム感覚で構築ができる。これによりユーザーのインタラクション、オンチェーンの進行状況、個人的な好み、およびソーシャルグラフが表示できるようになっている。つまり「ファイ」では、ユーザー独自のブロックチェーン上での活動が、ユーザーの個性としてビジュアルで表現可能になるというわけだ。

なお「ファイランド」を利用するにはウォレットアドレスと紐づいたENS(イーサリアムネームサービス)のドメインNFTが必要になる。

ちなみに「ファイランド」のピクセルアートは、グッチ(GUCCI)やポールスミス(Paul Smith)、バレンシアガ(BALENCIAGA)などのトップブランドとコラボした実績や、NFTプロジェクト「ナウンズダオ(NounsDAO)」の共同創業者としてデザインを手がけた、eBoy(イーボーイ)氏が中心となってデザインしている。

さらに、今年10月29日には「ファイV2(Phi V2)」がイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)である「ベース(Base)」上でローンチされている。「ファイV2」では、オンチェーン活動の認証情報を示すNFT「クレド(Cred)」を作成・検証・キュレーションする「ターミナル(Terminal)」と、ユーザーが「クレド」をミント(鋳造/発行)できる「ミントアプリ(Mint app)」が提供されている。

なお「ファイ」は、日本人のShugo(シューゴ)氏(辻周悟氏)、Zak(ザク)氏(匿名希望)らが2022年の1月に共同創業したプロジェクト。CEOを務める辻氏は独立系VCFベンチャーズ(F Ventures)でのインターンを経て米国で「ファイ」を創業した。

We proudly announce that Phi raised a strategic round led by Neoclassic Capital @NeoclassicCap . @NeoclassicCap is a global investment firm led by Steve Lee @xxstevelee & Mike Bucella @MikeBucella and backed by a16z general partners Marc Andreessen @pmarca & Chris Dixon @cdixon .… pic.twitter.com/v5e88kuHI8

— Phi (@phi_xyz) November 4, 2024

参考: ファイ
画像:OlgaSalt・BadBrother

関連ニュース

  • web3活動を視覚化する「Phi」、V2をイーサL2「Base」でローンチ
  • web3活動を視覚化する「Phi」、アバターNFT「WAWA」を期間限定で提供
  • web3活動を視覚化する「Phi」が目指す、これからのアイデンティティのカタチ(辻周悟)
  • web3活動を視覚化する「Phi」、ポリゴン上のソーシャルDappsで取引量世界1位に
  • web3活動を視覚化する「Phi」、シードラウンドで約2.6億円調達

関連するキーワード

#NFT

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

前の記事 バイナンスにCow Protocol(COW)とCetus Protocol(CETUS)上場へ

合わせて読みたい記事

バイナンスにCow Protocol(COW)とCetus Protocol(CETUS)上場へ 大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産カウプロトコル:Cow Protocol(COW)とセタスプロトコル:Cetus Protocol(CETUS)の上場予定を11月6日発表した
大津賀新也 ニュース
SWIFT・UBS・チェーンリンクら、トークン化ファンド決済のパイロットを完了 国際銀行間ネットワークシステムを提供するSWIFT(スウィフト)、大手資産運用会社UBSアセットマネジメント(UBS Asset Management)、ブロックチェーンデータプロバイダーのチェーンリンク(Chainlink)の3社が、Swiftネットワークを使用したトークン化ファンドの決済に関するパイロット版を完了させたと11月5日発表した
あたらしい経済 編集部 ニュース
米ドルステーブルコイン「FDUSD」、ソラナに対応へ 米ドルステーブルコイン「FDUSD(First Digital USD)」が、レイヤー1ブロックチェーンのソラナ(Solana)上で発行される予定だ。「FDUSD」発行元のファーストデジタルラボ(First Digital Labs)より10月30日発表された
大津賀新也 ニュース
パクソス、シンガポール規制下のステーブルコイン「グローバルドル(USDG)」発行、「Global Dollar Network」ローンチも 企業向けブロックチェーンインフラ提供やステーブルコイン発行を行うパクソス(Paxos)が、米ドルステーブルコイン「グローバルドル:Global Dollar(USDG)」の発行開始を11月1日発表した
大津賀新也 ニュース
米資産運用会社VanEck、EUで「ピスネットワーク(PYTH)」のETN提供開始 米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、EU(欧州連合)加盟国向けに、暗号資産(仮想通貨)ピスネットワーク:Pyth Network(PYTH)の価格に連動するETN(Exchange Traded Note:上場投資証券)「VanEck Pyth ETN(VPYT)」を提供開始したと11月5日発表した
一本寿和 ニュース
金融庁が国内資産の海外流出防止で法整備か、外資暗号資産交換業者の破綻時リスク対応で=報道 金融庁が、暗号資産交換業者を規制する資金決済法に、「保有命令」を新設する方針であることが11月6日日経新聞より報じられた
大津賀新也 ニュース
イーサリアム研究者ら、EigenLayerのアドバイザー辞任。中立性の懸念を理由に イーサリアム財団(Ethereum Foundation)の研究者でありながら、リステーキングプロトコルであるアイゲンレイヤー(EigenLayer)のアイゲン財団(Eigen Foundation)のアドバイザーとなったことで物議を醸していた、ジャスティン・ドレイク(Justin Drake)氏とダンクラッド・ファイスト(Dankrad Feist)氏が、アイゲンレイヤーの顧問を辞任したことをそれぞれのXアカウントにて11月3日に発表した
田村聖次 ニュース
21シェアーズが米SECに「XRP現物ETF」のS1申請書を提出、米国3例目 スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が、米証券取引委員会(SEC)に暗号資産リップル(XRP)の現物価格に連動した上場投資信託(ETF)の登録申請書(S-1)を11月1日提出した
一本寿和 ニュース
【11/5話題】メタプラネットがグローバル株式指数BLOCKに採用、香港OSLがコインベスト買収など(音声ニュース) メタプラネット、グローバル株式指数「コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス」に採用、暗号屋が暗号資産市場のマーケットメイク事業開始、上場後トークンの流動性不足の課題解決で、香港認可の個人向け暗号資産取引所OSL、コインベスト買収で日本市場へ参入へ、「獺祭」の旭酒造、正規品の証明にブロックチェーン活用。SBI「SHIMENAWA」導入で、英年金関連企業カーライト、年金基金のポートフォリオにビットコイン組み込み、独通信事業者ドイツテレコム子会社、余剰エネルギー活用のBTCマイニングをテスト、ステーブルコイン決済BridgeがウォレットAPI提供Triangle買収、Stripeによる大型買収進行中に、UBSアセットマネジメント、イーサリアム上でトークン化マネーマーケットファンド「uMINT」立ち上げ
あたらしい経済 編集部 Sponsored
0

免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

PoolX: 資産をロックして新しいトークンをゲット
最大12%のAPR!エアドロップを継続的に獲得しましょう!
今すぐロック