メタプラネット、ビットコイン購入資金として45億円を追加調達
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投資会社メタプラネットは17日、投資ファンド「EVO FUND」を引受先とする45億円の無利息社債を発行したと 発表した 。
さらに同社に対して最大50億円の追加社債発行も予定しており、資金調達の総額は最大95億円規模となる見込み。調達した資金は速やかに ビットコイン(BTC) の購入に充てる方針だ。
新株予約権と連動した資金調達スキーム
今回のスキームは、11月末に発表したEVO FUNDへの新株予約権発行(約95億円規模)と連動する設計となっている。メタプラネットはまず、社債で調達した資金でビットコインを購入し、その後、新株予約権の株式への転換で得られる資金を社債の返済に充てる。
新株予約権については、2024年12月17日から2025年6月16日までの行使期間となっており、来年1月7日以降は株価の変動に応じて行使価格が修正される仕組みを採用している。
メタプラネットの現在のビットコイン保有量は1142BTC(約182億円)に達している。45億円の社債による資金を全てビットコイン購入に投じた場合、新たに281BTCを取得でき、保有数は1423BTCまで増加する計算だ。
ビットコイン保有、世界17位に
BitcoinTreasuriesの集計によると、メタプラネットのビットコイン保有量は世界の企業ランキングで17位に相当する。なお、首位のマイクロストラテジー保有量は、43万9000BTCとなっている。
同社の株価はビットコイン相場との連動性が強く、15日には20%近い急騰を見せた。17日には一時4140円まで買われる場面もあったが、その後は利益確定売りに押され、18日には3520円での取引となっている。
メタプラネットは2日に、暗号資産(仮想通貨)の普及促進を目指す取り組みの一環として、株主優待制度でビットコインの抽選配布を開始すると発表している。SBIホールディングス子会社のSBI VC Tradeとの提携により実施されるこの優待制度では、総額3000万円相当のビットコインが株主に抽選で配布される予定だ。
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