ソラナを基盤とするミームコイン「ファートコイン」が過去30日間で113%上昇し、12月18日に一時的に時価総額10億ドルを超えた。これは、ほとんどのアルトコイン市場がこの日二桁の下落を記録する中での出来事だった。

ファートコインは、実用性のないミームコインでありながら、米連邦準備制度理事会(FRB)が25ベーシスポイント(0.25%)の 利下げを発表し 、2025年には予想よりも少ない利下げが見込まれると示唆した後、仮想通貨市場全体が低迷する中で注目を集めた。

コインマーケットキャップ によれば、12月18日午後8時20分から午後9時(UTC)の間に、ファートコインの価格はアルトコイン市場の中で異彩を放ち、約21%上昇して1.02ドルに達し、時価総額は10億2000万ドルに達した。この上昇は長続きせず、10億ドルを超えた数時間後には約16%下落し、現在の取引価格は0.83ドル、時価総額は8億3840万ドルとなっている。

多くのアルトコインは下落

過去24時間で多くのアルトコインは苦戦している。ドッグウィフハット(WIF)は16.9%下落、ボンク(BONK)は15.2%下落、セータネットワーク(THETA)は14.8%下落となっている。

「最も面白い結果が最も可能性が高い」と投資家ブランダン・ベイロ氏は 12月18日のX投稿でのべ 、「投資家はファートコインに逃げ込んでいる」と語った。

ミームコインのファートコインが急騰 多くのアルトコインが暴落する中で注目集める image 0

Fartcoin is currently trading at $0.83 at the time of publication. Source: CoinMarketCap

投資リサーチ会社ヘッジアイは 12月18日のX投稿 で「ファートコインは一時的に時価総額10億ドルに達し、投資家はリスク資産から逃避し、安全を求めている」とした。

リクイディティ・キャピタルの創設者は12月18日のX投稿で「ヘッジファンドマネージャーは数十億ドルを集め、アイビーリーグ卒業生のチームを雇っても、母親の地下室でファートコインを取引する14歳のギャンブラーに劣るだろう」と 語った 。

ファートコインは10月24日に立ち上げられ、ほぼ2か月の取引で、11月22日に時価総額4億2300万ドルに達した後、12月5日には1億6000万ドルまで下落するなど、著しい変動を見せている。

アンリミテッド・ファンズの共同創設者ボブ・エリオット氏は 12月18日のX投稿 で「ファートコインがパラボリックに上昇しているなら、金融政策は『非常に制約的』からはほど遠いかもしれない」と語った。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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