ビットコイン、9.8万ドル台で堅調に推移｜仮想通貨相場分析

ビットコインは24日、急激な調整を経た後の9.2万ドル台の安値から7%上昇し、9.8万ドルを 突破した 。25日からは9.7～9.9万ドル台で推移しており、クリスマス休日が始まるとともにビットコインの価格変動は落ち着きを見せている。

この要因の一つには、アメリカの株式市場の不安が和らいできたことが挙げられる。米国の代表的な株価指数の1つであるSP500指数は、12月24日に月間損失を解消。この結果が仮想通貨マーケットに反映され、24日以降ビットコイン相場の見通しが改善している。

現在は1BTC=9.86万ドルで推移中。強気派トレーダーたちは再び自信を取り戻している。

【12月26日最新】ビットコイン（BTC）の価格分析

ビットコイン（BTC）は12月17日に史上最高値約10.8万から急落し、15％安の9.2万ドル台で大きく反発。12月24日から上昇を始め、ここ二日間は9.7~9.9万ドル台を堅調に推移している。

出典： TradingView BTC/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

20日移動平均線は100日移動平均線とゴールデンクロスしており、長期的には買いが優勢であることを示している。ただし、ビットコインの価格が大きく動くのはまだ先で、100日移動平均線とローソク足がタッチした後だと予想される。

直近の動きを確認してみよう。ビットコインの価格は、20日移動平均線を下回ったことで一時的に売り圧力が強くなったものの、12月20日と12月23日の2度にわたり9.2万ドル台で反発。

ここ五日間のビットコイン相場は、20日移動平均線（約9.9万ドル）と下方向に存在するフィボナッチライン（9.44万ドル）の間でラリーを繰り返しているような様子が伺える。25日からは20日移動平均線の傾きが平行になったため、明確なトレンドを示しておらず、9.8万ドル付近で価格が揉み合っている状況だ。今後は目先の20日移動平均線がレジスタンスラインとして意識される可能性が高い。

続いて、4時間足チャートでビットコイン価格の細かな動向を確認する。

出典： TradingView BTC/USD 4時間足 (2024年10月～現在まで)

上記の4時間足チャートでは、12月21日に20日移動平均線と100日移動平均線がデッドクロス。これにより一時的に売り優勢となったが、直近二日間は値を上げている。

直近のローソク足では100日移動平均線上（9.97万ドル）で上ヒゲをつけて下落しており、レジスタンスラインとして意識されているようだ。この価格帯は4時間足チャートの戻り高値とほぼ同一水準である。9.97万ドルを明確にブレイクすることで、短期的な調整は終了と見なされる可能性が高い。

現在ビットコインの価格は9.99万ドル～9.2万ドルのゾーン内で推移中。揉み合いが予想されるものの、長期的には買い優勢の状況であるため、本日中に9.97万ドル付近をもう一度試しに行く可能性が高い。9.95万ドルをブレイクした場合、次なるレジスタンスラインは10.27万ドルだと推測される。

12月26日ビットコイン（BTC）相場のキーポイント

• 9.9万ドル台のレジスタンスゾーンが厚く、上値が重い印象
• 12月26日の予想推移価格は9.3万ドル～10.2万ドル
• 直近高値の9.95万ドルをもう一度試す可能性が高い

【12月26日最新】イーサリアム（ETH）の価格分析

イーサリアム（ETH）は12月17日に4,100ドルの高値を記録後、3,100ドルへ急落したが大きく反発。現在は3,460ドル程度まで回復している。

出典： TradingView ETH/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

日足チャートでは、20日移動平均線は100日移動平均線がゴールデンクロス。長期的には買い優勢であると推測される。ただし、20日移動平均線が下に傾いていることに留意したい。これは、短期的には売りが強いことを示唆しているためだ。価格も100日移動平均線との乖離を縮めている状況だと確認できる。

続いて、4時間足チャートでイーサリアムの細かな価格動向を確認する。

出典： TradingView ETH/USD 4時間足 (2024年10月～現在まで)

4時間足チャートでは12月20日に20日移動平均線と100日移動平均線がデッドクロス。これにより短期的な下降トレンドが発生したが、20日移動平均線の上方向へのブレイクにより下降トレンドの終わりが示唆されている。

25日には、上昇への第一関門である4時間足チャートの戻り高値付近（3,550ドル）を2度試す展開が見られたものの、上ヒゲをつけて突破に失敗。3,550ドルは目先の抵抗帯として意識されているようだ。大きなニュースがない限りは、3,220ドル～3,550ドルでの推移が予想される。

12月26日イーサリアム（ETH）相場のキーポイント

• 長期的には買い優勢
• 短期的には売り優勢だったものの、短期下降トレンドの終わりも近い
• 12月26日の予想推移価格は3,220ドル～3,550ドル

【12月26日最新】リップル（XRP）の価格分析

リップル（XRP）は12月17日の高値2.7ドルから、三日間で27％安の1.97ドルまで下落。三角持ち合い内で価格は徐々に回復し、現在は2.26ドル付近を推移している。

出典： TradingView XRP/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

11月に20日移動平均線と100日移動平均線がゴールデンクロスしたことにより、リップルの将来価格は買い優勢だと認識され始めた。しかし19日の米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果を受け、仮想通貨マーケット全体が急落。およそ40日ぶり20日移動平均線を下抜けし、ショート勢が有利になると見られた。

続いて、4時間足チャートでリップル（XRP）の細かな価格動向を確認する。

出典： TradingView XRP/USD 4時間足 (2024年10月～現在まで)

4時間足チャートでは20日移動平均線、100日移動平均線がデッドクロスしたことにより短期的な下降トレンドに転換。しかし20日移動平均線が上を向き始めているため、明確な下降トレンドであるとは言い難い状況である。4時間足の戻り高値2.38ドルを超えると、上昇の勢いが増すと見られるが、本日のブレイクは難しいと推測される。

本日の予想される価格の推移帯は4時間足高値2.38ドル～直近安値2.13ドル。本日も揉み合いの展開が予想される。

12月26日リップル（XRP）相場のキーポイント

• 価格は上にも下にもブレづらく小康状態が続く
• 12月26日の予想推移価格は2ドル～2.4ドル

【12月26日最新】ドージコイン（DOGE）の価格分析

ドージコイン（DOGE）は、ミームコインバブルの影響により好調に推移し、12月初旬にに0.48ドルを記録。その後は地合いの影響を受け0.26ドルまで急落したが、現在は0.32ドル付近を推移している。

出典： TradingView DOGE/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

日足チャートを確認すると、10月中旬の20日移動平均線と100日移動平均線のゴールデンクロスにより長期的な上昇トレンドが発生。 ドージコインの将来価格 は順調に伸びていくと推測される。12月10日に20日移動平均線を下抜け後、売りが強くなったものの0.28ドルのサポートラインで大きく反発。直近は0.30～0.34ドルの狭いレンジ内を推移している。

続いて、4時間足チャートでドージコインの細かな価格動向を確認する。

出典： TradingView DOGE/USD 4時間足 (2024年10月～現在まで)

4時間足チャートでは20日移動平均線、100日移動平均線のデッドクロスにより短期的な下降トレンドが発生。ただし24日に仮想通貨市場全体で反発の動きが発生した影響で、価格も上昇。20日移動平均線を上抜けする結果となった。100日移動平均線との乖離を縮めている状況であるが、0.35ドルをブレイクが上昇のカギとなるだろう。

本日はクリスマス休暇中であるため、0.30ドル～0.35ドルの狭いレンジ内での価格推移が予想される。

12月26日ドージコイン（DOGDOGE）相場のキーポイント

• 短期下降トレンドが弱くなりつつある
• 12月26日の予想推移価格は0.30ドル～0.35ドル
• 0.35ドル超えが上昇のカギ

免責事項：本記事は、公開されているデータおよび市場動向に基づいたCrypto News Japan独自の相場分析です。投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格を確実に保証することはできません。投資判断は、資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて行ってください。