マイクロストラテジー、保有拡大のため優先株発行による20億ドル調達を計画

マイクロストラテジーが保有拡大のため優先株発行による20億ドル調達を計画

最大のビットコイン（Bitcoin/BTC）保有企業である MicroStrategy （マイクロストマイクロストラテジー）は、「21/21」計画（The 21/21 Plan）に近づくためにビットコインを追加購入するため、永久優先株の募集から20億ドル（約3,154.6億円）を調達する予定であることを 発表 した。

同社は声明の中で、A種普通株式の転換、現金配当、株式の償還、またはこれらの組み合わせによって永久優先株式を取得する予定であると説明。

マイケル・セイラー（Michael Saylor）氏率いる同社は、仮想通貨購入のための十分な資金を確保するため、さまざまな戦略を模索しており、現在、株式で210億ドル（約3.3兆円）、債券で210億ドルの調達を計画。この計画は最近実施され、上位転換社債と負債による持続的なビットコイン買い占めにつながっている。

2025年第1四半期に永久優先株の募集を開始予定

永久優先株の募集は、同社がバランスシートを強化し、より多くのビットコインを取得するために模索している最新の戦略であり、2025年第1四半期に実施を開始する予定だ。

しかし同社は、市場の状況やその他の条件に基づいてこの募集を進め、完了させるかどうかを選択する権利を留保し、唯一の権限を有すると説明。永久優先株式の募集は、同社のクラスA普通株の中でも最も特権的なものであり、同社が破産または清算に直面した場合、その保有者に優先権が与えられるとのこと。Bitcoin Treasuriesに よる と、同社は446,400BTCを保有しており、その保有額は439億ドル（約6.9兆円）と評価されている。

2024年、同社はビットコイン購入力を向上させ、257,250BTCを取得し、過去最高の購入額となった。統計によると、同社の446,400BTCは平均価格62,500ドルで購入されており、これは、同社がビットコイン投資で57.2%上昇したことを意味している。セイラー氏は、ビットコイン投資戦略を開始し、世界中の企業にビットコインを導入する道を開いた。

共同創業者のビットコイン戦略は、MicroStrategy（MSTR）の 株価 にプラスの影響を与えており、株価は1月3日に13.2%急騰して339.6ドルとなり、昨年から438%上昇したことになる。ただし、MSTRは、同社の永久優先株の募集計画が時間外に発表されて以来、わずかながら0.19%下落している。