ポリゴン、9月4日にMATICをPOLトークンに移行予定

Polygonは、2024年9月4日にメインネットのアップグレードを実施し、ネイティブトークンであるMATIC -1.22%から、新しいトークンPOLと新しいスマートコントラクトに移行する予定です。この提案はコミュニティの承認を得ています。

アップグレード後、POLは初期段階でネットワーク内のガス料金とステーキングの主要トークンとしてMATICに取って代わります。POLはMATICの既存のトークノミクス、配布、および総供給量を維持することが期待されています。

その後の段階では、特にAggLayer内でのPOLの機能がコミュニティの意見に基づいて拡張される可能性があります。

これは、メインネット移行前の潜在的な問題を特定し対処することを目的としたテストネット移行が7月17日にリリースされたことに続くものです。

POLトークンの移行プロセス

Polygon PoSネットワーク上の現在のMATIC保有者にとって、POLへの移行は自動的に行われ、ユーザーの介入は必要ありません。しかし、Ethereum、Polygon zkEVM、またはさまざまな中央集権型取引所にMATICを保有している場合は、スムーズなPOLへの移行を確保するために、コア開発者によって概説された特定の移行手順に従う必要があります。

さらに、Ethereum上でMATICを委任している開発者やステーカーは、トークンが自動的にPOLに変換され、希望すればオプトアウトするオプションがあります。

移行の一環として、分散型金融プロトコル、分散型アプリケーション、およびインフラストラクチャ全体で新しいPOLトークンに対応するための広範なアップデートが行われます。

Polygonは現在、Polygon PoSというサイドチェーンとPolygon zkEVMというゼロ知識ロールアップネットワークの2つのスケーリングソリューションを採用しています。

プロジェクトは、複数のZK-Rollupチェーン間での相互運用性と共有状態機能を強化する統一流動性フレームワークを作成することを目指して、Polygon 2.0アーキテクチャを近日中に展開する予定です。

この設定では、AggLayerがPolygon 2.0チェーンをリンクし、ZKベースのセキュリティ証明をEthereumに戻して一度にセキュリティを確保することが期待されています。

Polygonは最近、Polygon PoSをAggLayerとリンクすることを目的とした提案である「zkPoSフェーズ1」を導入しました。これは、Polygon PoSをzkEVM Validiumに移行する戦略の一部です。